李肇星・薄煕来両部長、APEC閣僚会議に出席

 
李肇星外交部長と薄煕来商務部長は16日、韓国の釜山でアジア太平洋経済協力会議(APEC)第17回閣僚会議に出席し、関係問題に対する中国の立場を詳述した。両部長は発言の中で次のように述べた。

■李部長(経済・技術協力問題について)

今後5~10年はAPECにとって「ボゴール目標」達成への正念場となる。APECは適切かつ効果的な経済・技術協力と能力開発の実施を一層重視し、より多くの人々の利益享受を保障しなければならない。このため▽新設された経済・技術協力をめぐる高官級の委員会が、統合計画策定や実行監督、追跡評価などの役割を効果的に発揮する▽発展途上国メンバーの実際のニーズにより近づき、途上国の能力を的確に高める▽措置を講じ、持続的で安定した資金の供給を保障し、経済・技術協力の流れを確かなものにする――ことが必要になる。

■薄部長

APECはより多くの活動を進め、税関・出入国手続の簡素化を含む貿易・投資の自由化と利便化を的確に進める必要がある。地域貿易やビジネス関係者の移動に便宜を提供し、ペーパーレス貿易を推進し、迅速、便利かつ安全な電子商取引環境を構築し、商工業界、特に中小企業が抱える実際の問題をより効果的に解決するべきだ。中国はこの分野で、APECの他の加盟国との協力を引き続き積極的に進めていく。

中国政府は知的財産権の保護を強く重視している。ここ数年、知的財産権保護をめぐる整った法体系を構築、整備するとともに、一連の効果的な措置を講じてきた。中国政府は引き続き国際的義務を真摯に履行し、この方で世界各国や国際機関との協力を強化していく。

「人民網日本語版」2005年11月17日