中国建設部、公共交通へ社会資本の投資をサポート

 
先般、中国建設部のトップ層は「今後、都市部のバスや電車の発展に大いに力を入れ、都市部軌道交通の秩序ある発展を促し、大量かつ快速のバスシステムの整備を適切に推し進める」ことを明らかにした。

中国建設部:バス・電車の発展に力を入れる

同筋によると、今や、バスと電車はほとんどの乗客の輸送を担っており、バス路線の数を着実に増やし、輸送距離を伸ばし、バス停のカバー範囲を広げることをふまえて、現在のバス路線ネットワークと輸送量の最適化をはかり、日々に増大する人々の外出を含む交通の多様性への需要を満たすことを目指している。

バス、電車の路線やバス停をできる限りコミュニティー、商業エリア、学校の集中する区域など都市部の単一機能区域まで伸ばし、人々の生活の利便性に力を入れなければならない。マイクロバスはバスと電車を補完するものとして、中都市、小都市の公共交通の主な手段であり、その優位性を十分に生かして、合理的に管理し、その発展を適切に促す原則も強調された。

効果ある措置をとり、都市部と農村部をつなぐ公共交通の発展を積極的にサポートし、過剰状態にある都市部公共交通サービスを農村部へと導き、農村部の乗客輸送業務および農村部、都市部の公共交通の連接・乗り換えを利便化し、農民たちの外出の困難に解決することを目指している。

公共交通への社会資本の投資を奨励

中国建設部筋によると、都市部インフラ整備・公共事業改革のトータルな要求に基づき、今後、社会資本(海外資本を含む)が合弁、協力、委託経営などの形で、公共交通への投資、建設と運営に参加することが認められ、奨励されることになっている。現存の公共交通企業が現有資産の組み合わせで資産そのものの流動性を生かすことや、所有制改造・株式化を通じて資金を調達することを奨励し、サポートする。公共交通のインフラ整備をその周辺地域の土地使用・開発とともにトータルに考慮し、公共交通プロジェクトの総合的な収益を十分に生かさなければならない。

「チャイナネット」 2005年11月18日