野外に生息しているパンダ、55の保護区に1590余頭

 

国家林業局主催の記者発表会によると、現在我が国の野外で生息しているジャイアントパンダは1590頭余りに達し、その頭数は今年も増えつつあり、主に5カ所の保護区内に生息している。現在生存している人工繁殖のパンダは169頭で、今年も大幅の増加が思われ、臥竜保護区だけでもこれまでに18頭の人工繁殖に成功している。我が国のジャイアントパンダ保護の事業の成果は著しいものがある。

我が国のジャイアントパンダ保護の作業には多くの内容があるが、主に下記の4つに要約することができる。一、ジャイアントパンダ保護の整備作業が強化されたこと。1963年からパンダの生息地に自然保護区を設置しはじめ、これまでに55の保護区が設置されていること。二、緊急の保護作業を強化した。1970~80年代にはパンダのエサである竹が広大な面積で開花することになり、パンダの頭数が減少した。ここ数年、ジャイアントパンダに対する救急プロジェクトの実施によって、保護区内の頭数にも回復が見られ、特に天然林保護プロジェクトや野外動物保護および自然保護区整備プロジェクトの実施によって、パンダ生息地の生態系が著しく改善され、野外パンダの頭数も目に見えて増加した。三、ジャイアントパンダに対して野外飼育訓練を施し、移転地での保護作業を強化した。今では臥竜、四川省の成都、北京動物園やパンダ救護センターなどを重点としたパンダの繁殖・飼育基地が基本的に形成している。四、パンダの人工による繁殖を強化したこと。今では技術面ですでにパンダの発情難、交尾難、生存難という三つの問題を解決している。

「チャイナネット」2005/11/22