「神舟6号」有人宇宙飛行成功祝賀大会、開催

 

中国の「神舟6号」有人宇宙飛行の成功を祝う祝賀大会は26日、北京で行なわれました。大会では、今回の飛行任務を担当した宇宙飛行士の費俊竜氏と、聶海勝氏は「英雄宇宙飛行士」の称号と胡錦涛国家主席からの「宇宙飛行勲章」が授与されました。

祝賀大会で、温家宝首相は中国共産党中央、国務院、中央軍事委員会から費俊竜氏と聶海勝氏に「英雄飛行士」の称号と「宇宙飛行勲章」を授ける決定を読み上げました。

温家宝首相は、「神舟6号有人宇宙飛行の成功にはこのプロジェクトの開発、試験、製造に参加した科学者、技術者、飛行士の智恵、心血と汗が凝結されている。費俊竜氏と聶海勝氏の二人の同志は「神舟6号」有人宇宙飛行の飛行士として、困難を恐れず、勇敢に党と人民から与えられた神聖な使命を成し遂げた。二人が中国宇宙航空業に尽くした卓越な貢献を表彰するため、中国共産党中央、国務院、中央軍事委員会は二人に「英雄宇宙飛行士」の称号と宇宙飛行勲章」を授与する決定を行なった」と述べました。

2005年10月12日、中国の宇宙飛行士費俊竜氏と聶海勝氏は中国の独自で開発した「神舟6号」有人宇宙船に搭乗し、成功に宇宙に入り、各項目の宇宙空間試験活動を順調に完成し、10月17日に無事に地上に戻りました。これは2003年中国初の有人宇宙飛行の成功に継いで、中国が世界のハイテク分野で収めたもう一つの進歩です。

大会で、費俊竜さんは宇宙飛行の状況について「今回の任務で、私たち2人は5日間の飛行を通じて、科学実験に直接に参加した。宇宙で、私たち2人は心理、意志、技能及び生活でいずれも試練に耐えた。長期にわたる共同訓練を経た私たちにとって、相手の一つの目つきと手振りは何を意味しているかをよくわかるので、よく協力し合った」と話しました。

祝賀大会で、胡錦涛国家主席は講演し、「我々は僅か2年間をかけて「神舟5号」の1人で1日の有人宇宙飛行から「神舟6号」の多人で数日の飛行という大きな飛躍を実現させた。これは中国の宇宙有人飛行事業の一里塚の意味を持つ大きな勝利であり、中国の改革開放と社会主義近代化建設の収めたまた一つの勝利でもある。これは中国人民が絶えず奮闘し、自主的技術革新を進める輝かしい一ページであり、我々が中華民族の偉大な振興を実現させる道で奏でられた勝利の歌でもある。また、中国人民が人類の宇宙平和利用に尽くした重要な貢献である。中華民族はこれにこの上ない誇りと栄誉を覚えている」と述べました。

胡錦涛国家主席はまた、「宇宙は人類の共同の富であり、宇宙探査は人類の共通の求めだ。中国の有人宇宙飛行、空間科学実験とその技術開発は完全に平和利用を目的とするもので、人類の科学事業と平和事業に対する貢献である。中国は世界各国と共に宇宙の平和利用に引き続き努力し、人類の平和と発展の崇高な事業により大きな貢献を尽くしていきたい」と述べました。

「CRI」より 2005/11/28