中国代表、「南南協力」で国連機関に4提案

 

商務部の易小准副部長は、ウィーンで開かれた国連工業開発機関(UNIDO)第11回総会の工業開発フォーラム(テーマ:「南南協力」による工業開発と貿易促進、貧困削減」)で28日、他国やUNIDOと共に南南協力を推進していく考えを表明した。易副部長は発言の中で次のように述べた。

中国政府は一貫して南北協力と南南協力を支持しており、南南協力は南北協力の重要な補完であって、代わりではないと考えている。中国は長年「平等互恵、実効重視、長期協力、共同発展」の原則に基づいて南南協力を積極的に支持し、これに参与してきた。中国は発展途上国が団結を強化し、戦略的に南南協力を重視し、政策協議を強化し、国際的な経済政策の決定に存分に参与し、協力ルートを開拓し、南南協力のたゆまぬ新たな進展を促すことを主張する。

次の4方向からの南南協力推進をUNIDOに提案する。

(1)国連貿易開発会議(UNCTAD)や国連開発計画(UNDP)などと、南南協力の共同推進について戦略的な協力合意を形成する。

(2)南南協力推進のため、総合的かつ運営可能な行動計画を策定する。

(3)各加盟国と共に資金を調達し、南南協力のプロジェクトと活動の展開と実施を保障する。

(4)南南協力を今後の各総会におけるテーマの1つとする。

「人民網日本語版」2005年11月30日