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劉宇新香港特別行政区全国政協委員へのインタビュー

「両大会」(全国政協会議と全人代会議)に出席するために北京に来た劉宇新香港特別行政区全国政協委員は3月1日、記者の特別インタビューに応じた際、現在、国全体が調和のとれた社会を建設することに取り組んでおり、香港特別行政区も社会の調和、団結と安定をはかることに努めており、この過程において、香港特別行政区の全国政協委員は自分たちの影響力を発揮し、積極的に意見を発表し、提案を行い、各方面から自分たちの力をささげるべきであると語った。

香港新宝徳投資有限公司の理事長である劉宇新氏はすでに3期連続全国政協委員をつとめている。

まもなく開かれる「両大会」にふれた際、劉宇新氏の語調にはいくらか興奮と期待感が感じられた。氏は記者にこう語った。国と香港の発展はずっと自分が最も関心を寄せている問題である。このため、氏は最近中央が打ち出した調和のとれた社会の建設という理念に対し、ずっと非常な関心を寄せており、しかもそれ相応の研究と学習も行った。「調和は持続発展の前提条件であり、それはわれわれがあらゆる力を結集させて社会の発展と進歩を促すために全力投球することに役立つものである。調和はわれわれがややゆとりのあるレベルの社会を建設することを保証するものでもある……」。

劉宇新氏は同時に次のように語った。いかにして社会の調和、団結と安定を保つかという問題は同様に香港で当面解決しなければならない問題でもある。「この面で、中央は香港特別行政区に大きな支持と援助を与え、国の指導者たちも香港に心からの期待を示した。今は香港各界が心を合わせて協力し、ともに奮闘努力することを必要としている。」

祖国の統一も劉宇新委員の非常に関心を寄せている話題の一つである。今回の「両大会」の期間に審議される『反国家分裂法』に対し、氏は、「主権と領土保全を守ることは国としての正当な権利であり、絶対に正当なことである。このため、われわれの国が分裂に反対する法律を制定して主権と領土保全を守ることに、われわれは全力をあげて支持するものである」と述べた。

氏はまた、現在、台湾島内の分裂勢力の「台湾独立」の活動は止まってはおらず、両岸関係の情勢には依然として厳しいものがあり、『反国家分裂法』は「台湾独立」の分裂活動を強力に食い止めるものであり、同時に台湾海峡地域の平和と安定を維持することにもプラスとなるであろうと見ている。

長く全国政協委員を務めた後、劉宇新氏は政協委員がいかにしてより大きな役割を果たすかということについても自分なりに会得したものや感想がある。氏は記者に次のように語った。

香港の全国政協委員は異なった階層から来た人たちであり、多元的な代表性を持っており、ふだん国政に参画し、討議し、提言・提案を行うほか、さらには積極的に社会の公共事務に参加し、社会各界と連帯して、香港人の国と民族への認知感を強化し、特別行政区政府に協力して香港の繁栄と安定を維持すべきである。

「同時に、香港特別行政区の全国政協委員はまた、大陸部の各省、直轄市の政協委員となっている香港各界の人々と連帯し、積極的に祖国大陸部の発展のためにアイディアを提出し、大陸部と香港との交流と連係を促し、国全体の調和のとれた発展のために力をささげるべきである。」

                    「チャイナネット」 2005年3月3日