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九三学社中央(第0017号提案)

税制改革から着手して地域の発展を統一的に計画する

九三学社中央は地域経済発展のアンバランスの問題についてつっこんだ調査研究を行ない、市場経済の条件のもとで地域経済の発展を促す方法は二つあると見ている。一つは中央政府は未発達地域に移転支出に力を入れること。もう一つは税制を改革して未発達地区の生産者に多く与え少なく徴収すること。税制の改革は未発達地区がバランスのとれた発展メカニズムを形成させるうえでの重要な措置であると見ている。九三学社は「税制改革から着手して地域の発展を統一的に計画する提議」という提案を提出した。提案によると、未発達地区は財政困難のため、国税分の税種と税率しか調整せず、地方財政の収入を減らさないよう提議している。そして地方政府に地方税目と税率を調整する権限を与えることを提案している。可能な条件のもとで、地方政府は投資家に優遇政策を与え、内外の投資家が未発達地区に投資するよう奨励するべきである、としている。

国家税務総局は回答書簡で九三学社中央が提出した提議は税収政策の完備、税制改革の推進にとってよいヒントであるとしている。新しいラウンドの税制改革の重要な内容は税制優遇政策を調整し、規範化することである。中国の地域経済の発展がアンバランスであるという基本的国情を考慮に入れて、税制改革は地域経済のバランスのとれた発展の戦略構想を具現し、西部地区と東北地方など旧工業基地に対し、関連の税収優遇政策を保留するかそれに実施することにする、としている。

                      「チャイナネット」 2005年3月4日