中国の李肇星外交部長は7日、北京での記者会見で、「中国とアメリカが3つの共同コミュニケに基づいて共に努力すれば、両国の協力はより効果的になる」と述べました。
李肇星外交部長はその際、「中国とアメリカは、多くの分野において共通の利益を有しており、効果ある協力関係を保っている。これは、両国だけではなく、関連地域および世界の平和、安定と発展にも有益だ」と語りました。
また、台湾問題について、李部長は、「台湾問題は、中米関係に影響を与える最も大きな要素だ」とした上で、「一つの中国という政策を堅持し、台湾独立分裂勢力とその活動の危険性を見極め、その活動に切実に反対して、台湾独立勢力に誤解を招くシグナルをいっさい出さず、台湾海峡の平和や安定、及び中米関係を中国と共に維持しなければならない」と強調しました。
さらに、知的所有権を口実に貿易制限措置を実施することをやめ、中国に対する技術の輸出制限を緩め、貿易関係の健全な発展を目指してともに努力するようアメリカに呼びかけました。
CRI 2006/03/07
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