李外交部長、他国の内政に干渉しないことは
調和の取れた世界を建築するための必要条件となる
 

外交部の李肇星部長は6日午後3時、人民大会堂で記者会見を開き、国際情勢と中国の外交政策を紹介し、記者からの質問に答えた。

李肇星外交部部長は中国国際放送局の記者の質問に答えた際、「いかなる国が他の国の内政に干渉してはならない。事実、互いに尊重し、相手の国の内政に干渉しないことは、調和の取れた社会、ひいては調和の取れた世界を構築するための必要条件である」と語った。

李部長によると、「国連憲章」は「他国の内政に干渉しない」という国際準則を樹立した。同憲章によると、たとえ世界最大の政府間国際機構の国連にしても、メンバー国の国内事務に干渉してはならない。

胡錦涛主席をはじめとする中国政府は、「調和の取れた社会、調和の取れた世界を構築する」ことを提唱し、中国は「平和的な発展、調和の取れた発展、科学的発展、持続可能な発展」のやり方を堅持している。これは、時代の流れに合致するものであり、人々の願いと利益に合致することでもある。

中国の外交活動は(1)国々の平和共存、平等的な地位で他国との付き合い、互いにメリットとなるための協力、共同発展を促すこと。(2)隣国と仲良くすること、相互信頼、対話などの外交的手段を通じての紛争解決、共同的かつ持続的な安全を目指すこと。(3)さまざまな文明の間で交流を行い、その他の文明の得失をいましめとすることを促すこと。(4)省エネ型、環境にやさしい社会を構築し、これらの分野で他国との協力を強化することーーなどをめぐって展開されているものである。

「チャイナネット」2007年3月6日


 

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