新疆の全人代代表団が記者会見、「新疆は良好な発展期」

第10期全国人民代表大会(全人代)第5回会議に出席中の新疆ウイグル族自治区代表団と関連責任者は9日午後、新疆自治区の経済・社会発展などについて国内外記者の取材に応じた。

全人代代表の司馬義・鉄力瓦爾(イスマイル・ティリワルディ)新疆自治区主席は次のように述べた。

改革開放、とりわけ西部大開発が始まって以来、国と全国人民の支援と助けによって、新疆は目を見張るような成果を得た。都市・農村の様子は大きく変化し、各民族の生活も大きく改善された。資源的・地理的優位を利用して、エネルギー転換戦略と全方位的開放戦略を実行したことで、国民経済は持続的かつ健全なスピード発展の時期に入った。

新疆は一大農牧畜業地であり、農村人口が総人口の60%以上を占める。農業を発展させ、農村の安定を守り、農業従事者の所得を増やすことが新疆の重点事業であり、また全体事業の重点中の重点でもある。新疆は全国と同じく、「三農」(農業・農村・農民)問題をすべての事業の最上位に置いている。自治区政府が「三農」を重視したことで農業生産力は高まり、新疆の綿花・穀物・果物・牧畜業などは今や、全国でも重要な地位にある。

新疆には以前、高速道路が無かったが、今はある。鉄道も敷設され、民用航空業の発展も速まった。自治区内には12の飛行場がある。経済の発展、社会の進歩、各民族の団結、住環境と労働環境の充実――これらは中央政府の親身な配慮と、全国各省・自治区・直轄市の力強い支持の結果といえる。

新疆の安定情勢は非常に良好であり、各民族の人民はいかなる分裂主義活動にもテロ活動にも断固として反対する。

「人民網日本語版」2007年3月10日


 

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