実った3年前の提案――若手幹部・学者を人代常委に選出

 3月15日、第十期全人代常委会の構成員が選挙により誕生した。注目にあたいするのは、常委159九名のうちの十九名が新選出者で、若年、有能、非凡な専門的背景の持主であることだ。たとえば、中国人民大学労働人事学院副院長の鄭功成さん、国家海洋局副局長の倪岳峰さんなどはいずれも今年わずかに39歳。

 3年前に、9期全国政協委員、福建省人民検察院副検察長の張同盟さんは、かつて全国政協会議に「第二線に退陣後の各級指導幹部は人代、政協において就任しない」との議案を提出した。全国人代常委の多くが「二線退陣」の指導幹部からなり、高齢のためにパワー不足だったからだ。とくに立法活動においてはかなりの専門的背景の持主が担当してはじめて立法のための質と効率を確保できる。

 この提案は中央の高度の注意を引いた。今日、党十六回大会報告中の「人代常委構成員の構造優質化」についての要求が、つい公布されたばかりの常委名簿の中に具現されたのである。

 現在は遥か福建省にある張同盟さんは、「十期人代で若年化、知識化、専門化した常委が沢山増えたことは充分に必要なこと。これも民主社会と政治文明を建設する党の決心を示すもの」と喜びを現した。

         (『中国青年報』より) 本社編訳 2003/3/17