温家宝総理、腐敗対策に4つの重点を提示

 温家宝総理は18日の全人代閉幕後の記者会見で、政治腐敗対策について「この数年間の反腐敗対策は大きな効果を上げているものの、われわれの社会になお腐敗があることは認めざるを得ない」と指摘、「経済発展に伴い、いくつかの分野で(腐敗が)目立っている」と述べた。

 その上で、反腐敗闘争の重点として(1)公務員の紀律の厳格化(2)公務員による職務上の犯罪の厳罰化(3)管理制度、行政審査制度、資金管理制度、人事制度など政府機構改革の推進(4)各方面による政府への監督強化――の4点を挙げ、「新政府を代表し、われわれ自らが手本を示し、全国人民の監督を受け入れていくことを表明したい」と述べた。

          (「人民網日本語版」より)2003年3月19日