第8次北極調査隊 豊かな成果を湛えて凱旋

2017-11-01 09:53:46

 

8次北極調査隊のメンバー96人が10日、83日間にわたる定例調査を終え、「雪竜」調査船で上海の中国極地調査基地の埠頭に帰着した。

調査隊は720日に基地を出発、731日にはベーリング海峡を経て北極海に入ったのち、82日から8日にかけて北極海の公海地域を航行、氷雪観測基地での短期作業を終え、16日には北極海中央航路を史上初めて通過した。その後、21日から23日にかけて、北ヨーロッパの海域で作業、30日から96日にかけて、北極海北西航路を初めて航行、911日から19日にかけて海底地形の測量調査を行い、23日にベーリング海峡を通過、北極海一周を完成し、25日に同海峡での最後の観測調査を終えたのちに帰国の途に就いた。なお、今回の調査航海での総航行距離は2590カイリ、そのうち、結氷域の航行は1995キロに上った。

今回の調査では、調査隊は気象、大気の成分、海面水温、海水のPH値、海上に漂う廃棄物や海底の地形などについて調査を行った。

 

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