上海空港、中国初の全自動通関システムを導入

2018-10-22 12:30:16

  1015日、上海虹橋国際空港は中国初の顔認証技術を使った自動搭乗通関システムを導入した。

 上海空港集団の発表によると、虹橋第1ターミナルは3年以上にわたる改装工事を終え、1015日に運営を再開した。リニューアル後の第1ターミナルはB楼は、旅客の身分証または携帯電話のチェックインQRコードを顔認証などのプログラムと合わせ、空港到着から搭乗までの手続きが自動でできるようになった。

 同社によると、これらの自動セキュリティシステムは旅客の身分証を自動で読み取り、顔認証技術を使って約12秒で全てのセキュリティチェックを行える。

 

  上海虹橋国際空港だけでなく、数カ月前、120億ドルで建設される北京新空港も最先端の監視技術を導入し、セキュリティチェックの混雑を緩和することが報道された。

 報道によると、新空港の顔認証システムはカメラを通して旅客の外見と全国身分証データを照合する。またコンピュータビジョンを通し、空港は旅客と荷物を照合し、荷物を無人で楽に追跡し、セキュリティリスクを審査することができる。

 観光から小売、銀行業に至るまで、中国の顔認証システムは日常生活の一部になっている。

 外国メディアは、人口が多く、身分のデータバンクが集中しているため、中国は顔認証技術において迅速な進歩を遂げたと論じた。この技術は日常生活に広く応用され、カメラに笑いかけたり瞬きをするだけで学生が大学の教室に入れるシステム、搭乗券なしで飛行機に乗れるシステム、ケンタッキーフライドチキンでの決済システムなどがある。中には、一種のアルゴリズムに基づいて顧客にポイントをつける機械を使い、割引するレストランもある。

 「以前はスタッフが肉眼で確認していたが、自動セキュリティチェックはデータを分析して顔を照合し、セキュリティチェックの効率が大幅に向上し、12秒ほどで1人のセキュリティチェックが完了する。自動システムの利用率も高まり、今後より多くの旅客がこの便利なシステムを使用することを望んでいる」と、上海虹橋国際空港の従業員は話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 20181021

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