習近平氏「小康社会の全面完成は予定通り」5中全会で説明

【新華社北京11月4日】習近平(しゅうきんぺい)中国共産党中央委員会総書記が10月26~29日に開かれた中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(第19期5中全会)で行った「国民経済と社会発展の第14次5カ年計画と2035年長期目標の制定に関する中国共産党中央委員会の提案」の説明の全文が3日、公表された。

習近平氏は中国の小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的完成と宣言の時期について次のように述べた。

中国共産党創立100周年までに十数億の人口に恩恵をもたらすより高いレベルの小康社会を全面的に完成させることは、新世紀に入って以降、わが党が小康社会の基本的完成を踏まえて打ち出した奮闘目標であり、人民と交わした厳粛な約束である。

中国の国内総生産(GDP)は今年、100兆元(1元=約16円)を超える見通しであり、人民の生活水準は著しく向上し、農村の貧困人口は現行基準の下で全面的に貧困から脱却する。第13次5カ年計画(2016~20年)で定めた発展目標は予定通り達成でき、小康社会の全面的完成の目標は予定通り達成できる。

党中央は来年上半期、小康社会の全面的完成に対する系統的な評価と総括を行う。その後、中国が小康社会を全面的に完成させたと正式に宣言する。

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