共同富裕は14億人の奮闘によって達成=中国共産党中央の記者会見

中国共産党中央委員会が12日に行った記者会見には中央宣伝部の王暁暉副部長、中央政策研究室の江金権主任、中央財経委員会弁公室の韓文秀副主任、中央党史文献研究院の曲青山院長が出席し、11日に閉会した中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議の精神を紹介しました。

うち中央財経委員会弁公室の韓文秀副主任は、「共同富裕を推進し、発展の問題を解決することが第一である。分配の問題は重要だが、分配だけで共同富裕を実現することはできない。中国の一人当たりのGDP1万ドルを超えたが、まだ高所得国のレベルには達していない。たとえ、すべての国民所得が均等に分配されたとしても、共同富裕のレベルには達しない。共同富裕への近道はなく、14億人以上の中国人民が艱難辛苦の奮闘をしてはじめて達成されるものだ」と強調しました。

韓副主任はさらに具体的に、「第1に、共同富裕を推進するには、質の高い発展を実現する必要がある。中国は依然として世界最大の発展途上国であり、今後も発展という方法を用いて、前進する過程で発生する問題を解決せねばならない。発展のバランスを増強し、都市部と農村部の格差や地域発展の格差を引き続き縮小させ、共同富裕の基礎を根本から固めねばならない。第2に、共同富裕を推進するには効率性の実現と公平性を促進する所得分配体系を構築することが必要だ。第3に、共同富裕を推進するには、企業が社会に対する責任を果たし、社会のために富を創造して共同富裕に貢献することが必要だ」と説明しました。

CRI日本語版より 20211112日)

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