習主席、第26回APEC非公式首脳会議に出席

 

 

 

アジア太平洋経済協力会議(APEC)第26回非公式首脳会議が18日、パプアニューギニアで開かれた。習近平国家主席は「時代の機会を把握し、アジア太平洋の繁栄を共に図っていく」と題する講演を行い、「アジア太平洋各国は経済グローバル化の流れに従い、区域経済の一体化を推進し、開放的な世界経済を構築する方向を把握すべきである。また、アジア太平洋協力の勢いを保ち、水準を向上できるように邁進していきたい」と示した。

会議は現地時間午前1030分、パプアニューギニアのオニール首相の主宰で始まった。今回の非公式会議は「包摂性ある機会を掴み、デジタル化の未来を抱える」をテーマにする。各国首脳は意見を交わし、アジア太平洋の未来を討議した。

また、習主席は講演を行い、「区域経済の一体化を推し進め、開放的なアジア太平洋経済を築き上げる。イノベーション駆動型経済を堅持し、成長の新エネルギーを育てる。相互連結のネットワークを完備させ、包摂性のある共同発展を促進する。パートナー関係を強め、ともに課題に対応していく」とする4つの点を指摘した。

参加者たちからは「アジア太平洋経済の発展の見通しはいいが、貿易の障壁と保護主義の問題にも直面している。各国は多国間主義と多国間貿易体制を守る一方、保護主義に反対すべきだ。各国は2020年以降のAPECの計画を制定し、デジタル化とイノベーションの成果を普及させていかなければならない」との意見が上がった。

習主席はAPEC各経済体の指導者とともに、世界経済情勢に関する非公式対話会に出席し、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事による世界経済情勢の紹介に耳を傾けた。

 

「中国国際放送局日本語版」20181118

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