「一帯一路」との協力進む 中欧班列は累計9千本運行

税関総署がこのほど明らかにしたところによると、「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブが打ち出されてから5年間の2013年~17年には、中国の「一帯一路」参加国との貿易額の増加率が、対外貿易全体の貿易額増加率を1.4ポイント上回った。18年の17月も全体を2.7ポイント上回った。

国際貿易物流チェーンの重要な一環である税関は、監督管理を絶えず強化し、サービスの最適化を継続的に進め、国際物流大ルートをサポートするため、国際定期貨物列車「中欧班列」の運行運営を積極的に支援してきた。今年16月には中欧班列の運行本数が4475本に達し、前年同期比59%増加した。これまでの運行本数は累計9千本を超え、開通した路線は60本以上で、中国のほとんどの省自治区直轄市をカバーする。

この5年間、中国の税関は越境輸送の円滑化を積極的に推進し、中欧陸海快速ラインの沿線国の通関の円滑化に向けた協力の推進に力を入れてきた。原産地、税関プロセスと貿易の円滑化、衛生と植物防疫の措置、貿易の技術的障害といった議題についての交渉を先導し、沿線国地域との自由貿易協定の枠組下での制度のマッチング、交流協力、技術協議を強化し、円滑で合法的な貿易ルールを制定した。17年には貿易優遇措置17件による減税額が6443千万元に達して、前年同期比31.3%増加し、企業は高レベルの貿易自由化円滑化政策のメリットを享受できた。

現在、中国は35ヶ国地域と認定事業者(AEO)制度の相互認証を行っている。「一帯一路」参加国のうち33ヶ国にAEO制度があり、中国はそのうち14ヶ国と相互認証を実現し、残りの19ヶ国とは交渉を急ピッチで進めたり相互認証の協力意向を確認したりしている。

 

「人民網日本語版」 2018823

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