中国の原子力発電ユニット容量は世界第三位 原子力発電企業は高速成長期へ

 

最近の中国A株相場がアジア太平洋地区の他市場より強いパフォーマンスとなるなか、上海総合指数は2900ポイントを上回って推移し、上海と深圳の両市場の売買代金は3営業日連続で5500億元以上の高水準に達した。西南証券チーフアナリストの張剛氏は「中韓専線直撃」番組で、「セクター別で電子と通信が上昇率トップとなっている。直近の累計でA株は比較的大幅に上昇し、短期的な下落リスクを避ける必要がある」との見方を示した。

中国生態環境部副部長の劉華氏は93日の記者会見で、米国が中広核などをエンティティリストに入れることに反対すると強調した。国務院新聞弁公室は同日、「中国の核安全」白書を発表。これは、中国が初めて発表した核安全白書で、なかでも、中国の原子力事業が原子力工業体系を確立したこと、中国が一貫して最も厳しい基準で監督管理を行っていること、中国が原子力の安全協力を進めていることが重要な内容となっている。中国にある運行中と建設中の原子力発電ユニットは56基と、発電ユニット数が世界第三位となっており、今年は原子力発電プロジェクトの建設が相次いで開始される。張剛氏は、「A株上場企業のうち中国核電、中国核建設、中広核などの大手企業が高速成長期を迎える見通しで、注視する必要がある」としている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」201998

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