郵政事業の業務量、新中国成立から70年で7700倍以上に

 

国務院新聞弁公室は17日、中国郵政事業の改革と発展の成果に関する報告会を開いた。国家郵政局の馬軍勝局長はこの席で、新中国の成立から70年の間で中国の郵政事業は目覚ましい発展を遂げたとして、次のように述べた。

郵政事業は今や現代的サービス業の重要な一部であり、流通モデルの転換や消費の高度化を促進する現代的かつ先導的な産業となっている。社会経済の発展と人々の暮らしの改善に向けたサービスを提供する上で、その基盤としての役割の重要性は益々高まっている。

中国の郵政事業の規模は拡大を続けている。新中国成立当初の1949年時点では郵政事業の業務総量はわずか16000万元でしかなかったが、2018年には12345億元と実に7700倍以上に増加した。

中国郵政は1984年から国内向けの速達郵便サービスを開始。ゼロからのスタートで目覚ましく成長し、事業規模は毎年過去最高を更新してきた。宅配便取扱個数は1988年の153万件から2018年の507億件へと30年間で激増し、年平均成長率は41.5%に達した。2018年の全国の宅配便事業の売上高は6038億元と、郵便事業全体の76.4%を占めるまでになった。

中国は今や世界で最も成長スピードの高い、最も活力のある新興の郵便宅配市場に成長した。宅配便取扱個数は欧米や日本などの主要先進国の合計を抜き、世界の市場成長率に対する寄与率は50%を上回るまでになるなど、世界の郵政事業を牽引し、安定化させる役割を担っている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019918

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