各国来賓が満足いくおもてなしを―大阪府議会議員、同前議長岩木均氏

 

 

G20サミット開催を前にして、大阪は主催都市としてどのような準備をしているのだろうか?今回の国際会議に集う各国の首脳はどのような重要な課題を議論するのだろうか?大阪府議会議員、同前議長の岩木均氏にお話を伺った。

―複雑に絡み合う世界情勢の中で開かれるG20大阪サミットは世界から注目されています。今回のサミットではどのような課題が議論されるのでしょうか?

岩木均 最重要課題は依然として世界平和で、いかに安心できて安全な世界を構築するかについて、議論するのではないかと思います。その次は、経済や産業についての議論があると思います。特に、環境問題や国連が提出したSDGs(持続可能な開発目標)の17の目標、例えば貧困をなくそうとか、海をきれいにしようとかいう目標を、今回のサミットの中でいろいろ意識していただければと思います。

―中日関係が正常な軌道に戻り、両国関係の改善や発展にとって肝心な時期に、習近平国家主席は日本で開催されるG20に出席する予定です。これについて、何か期待することはありますか?

岩木均 今回のG20サミットで習近平国家主席が日本にお越しいただき、大阪の土を踏んでいただくことは、歴史的な大きな出来事ではないかなと思います。会場で安倍首相と習近平国家主席が心を一つにして、いろんな話をしていただいたらいいなと、地方議員として思います。

1972年の日中国交正常化から47年が経ちました。日本と中国がこれからも平和であり続け、つながりがより一層強くなればいいなと願っています。今後、多くの中国の方が日本にお越しいただくと同時に、日本からも多くの人が中国に行き、政界だけではなく経済界でも、特に民間の交流がもっと広がっていくことを期待します。

G20サミットの主催都市として、大阪はどのような準備を進めているのでしょうか?

岩木均 今月の2728日の2日間に海外から多くの国賓が大阪にお越しになられます。一番大切なのは、来賓の方々に優れたサービスを提供し、気持ち良くお過ごしいただくことだと考えています。

今は特に交通渋滞の解消に一番力を入れています。交通渋滞対策は、サミットが開催される2日間だけではなくて、その前後2日間も含む26日から29日まで行い、大阪の高速道路をすべて走行禁止にします。また、一部の会社には、その期間お休みしてもらうというようなことを考えております。(取材:王朝陽 写真:京盛)

 

人民中国インターネット版 2019626

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