海南省博鰲(ボアオ)で開かれていたボアオ・アジアフォーラム2021年年次総会は21日に閉幕しました。同日午後の記者会見で、関係責任者は、「『一帯一路』イニシアチブが世界経済の回復で役割を果たしていると各方面から高い評価を得た。また多国間主義の擁護に関する意思疎通と協力が強化された」と述べました。

ボアオ・アジアフォーラムの李保東事務局長は記者会見で、「今年の年次総会は新型コロナ禍の中での開催となったが、オフラインの登録者数は4000人を突破し、15カ国の国家元首、政府首脳が参加した」と紹介しました。その上で、「参加者は、手を携えて新型コロナに対応し、グローバルガバナンスを強化するという共通認識を集めただけでなく、世界経済の回復と共同発展の促進の方向についても討議した」と述べました。
今回の年次総会は、フォーラム20周年の記念大会でもあります。20年来、フォーラムはアジアの発展を目指して共通認識を集め、アジアの声やアジアの案を出すことにおいて、たゆまぬ努力をし、大きな役割を果たしてきました。フォーラムは引き続き、世界の発展のために知恵を貢献していきます。

中米企業家座談会では、両国の企業家が、中米貿易摩擦をどう解消するか、両国の経済貿易協力の潜在力をどう掘り起こすかなどについて討議し、生じた問題については、「平等な対話を通じて協力の中で解決すべきだ」との考えを示しました。(CRI日本語/朱、柳川)