<COP15>雲南省昆明市で生物多様性を知る旅に出よう

国連の生物多様性条約(CBD)第15回締約国会議(COP15)の屋外展示プロジェクトの一つに、中国科学院昆明植物研究所昆明植物園の「扶茘宮」生物多様性体験パークがあります。ここには2500種類以上の植物が植えられており、「植物の王国」とも称される雲南省の豊かな生物多様性を実感し、特色ある景観が楽しめる場所となっています。

ミラクルフルーツは西アフリカ原産のアカテツ科の果物で、ガーナ共和国の国宝とされています。1964年、周恩来総理が西アフリカを歴訪した際にガーナ共和国から国礼として送られ、中国での栽培が始まりました。

 

(ミラクルフルーツ)

 

ハエトリソウは非常に奇妙な食虫植物です。ハエなどの昆虫を捕らえて栄養分として消化できます。茎が短く、葉の先端に貝殻にも似たクリップ状の部分があり、蜜を分泌して虫を誘い込み、挟んで捕獲してしまいます。

 

(ハエトリソウ)

 

ピッチャープラントは日本では「ムラサキヘイシソウ」とも呼ばれる食虫植物の一種です。瓶のような形をしていて、昆虫を捕らえて栄養分として消化します。大型のピッチャープラントはカエルやネズミすら捕らえる場合もあります。

 

(ピッチャープラント)

 

バオバブは乾燥したアフリカの大地で長い年月を生き抜いてきました。その果実はサッカーボールのような形で、甘酸っぱくてジューシーです。

 

(バオバブ)

 

CRI日本語版より 2021109日)

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