中国は生物多様性の保護で効果的に行動=IUCN事務局長

中国は生物多様性の保護で多くの優れた措置を講じている。例えばジャイアントパンダ繁殖計画は「良き実践で、非常に成功している」。国際自然保護連合(IUCN、本部はスイス)のブルーノオベール事務局長はこのほど新華社のオンライン取材に応じ、このように評価した。

生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)が11日、中国の昆明市で開幕する。オベール氏はオンラインで出席する。

オベール氏は、「生物多様性と気候変動は相互影響する分野で、前者は気候変動の影響を和らげる。気候変動そのものもまた、生物多様性と種の損失の原因の一つだ。中国はこの2つの分野で貢献している。中国は気候変動への対応においてますます重要な役割を演じている。低炭素経済の発展について、用意周到で野心あふれる目標を打ち立てた。その一方で、中国は生物多様性の保護で多くの効果的な措置を講じた」との見方を示した。

オベール氏によると、パンダ繁殖計画のほか、IUCNが推進する「自然に基づくソリューション」も中国で認識され、広がっている。この理念の下、仮にある村が洪水や山崩れに見舞われた場合、その解決策は鉄筋コンクリートのみに依存するのではなく、より多くの木を植えることでグリーンな保護ベルトを形成し、村をこれらの災害から守る。

オベール氏は、「IUCNは中国政府と協力し、すでに中国でこれらの実践の展開に成功している」と述べた。

 

中国網日本語版(チャイナネット)20211011

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