<COP15>中国科学院:中国は生物多様性研究の分野で世界をリード

生物多様性条約第15 回締約国会議(COP15)の開催を目前に、中国科学院生物多様性委員会と国家絶滅危惧種科学委員会は10日、中国科学院昆明植物研究所で記者会見を行い、中国が生物多様性活動分野で得た重要な成果を発表しました。

 

 

中国科学院には現在、生物多様性の研究や保護関連の組織が40以上あり、保存または科学普及展示館に展示される生物標本は1870万点余りに達しています。中国科学院昆明植物研究所に建設された「中国南西部野生生物遺伝質資源保存バンク」には17468種、258000点の生物遺伝質資源が保存されています。大まかな統計によりますと、2020年に中国が発表した新しい生物種は2400種を超え、世界における新発表の10%以上を占めました。

中国科学院の魏輔文院士によりますと、中国の生物多様性研究のレベルは一部の分野で世界をリードする状況です。特に、新たな技術や手法の利用、例えばリモートセンシングや地上と宇宙で一体化された観測監視技術、生物多様性の起源、進化、構造および絶滅危惧動物、絶滅危機に至るメカニズム、さらにその保護に関する研究の面で中国は、国際社会に先駆けて前進しているとのことです。

CRI日本語版より 20211011日)

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