ワ族の村により幸福をもたらす農業と文化クリエイティブ、観光の融合

  「司莫拉」とはワ(佤)語で「幸せの地」という意味で、雲南省保山市管轄下の県級市である騰衝市清水郷三家村のことを指す。ワ族を中心に多くの民族が暮らすこの村では近年、農業と文化クリエイティブ、観光の融合を全力で推し進め、農村振興を後押ししている。 

  

農業を生かした美しい景観作り 

  

 現地では現代的農業の発展とレジャー・観光を結びつけ、村民は季節ごとにマリーゴールドや菜の花、パッションフルーツなどを植え、収入を増やすとともに村の環境美化に努めている。 

  

景観保護とともに進められる観光開発 

  

 20206月、騰衝市清水司莫拉幸福ワ郷観光専業合作社(協同組合)が設立された。同合作社は村の景観をしっかりと守りながら、農村観光資源の開発や農業副産物の加工、飲食および民宿サービス業などに村民全体が参加するよう後押ししている。 

  

受け継がれていくワ族の民俗文化 

  

司莫拉ワ族民俗文化陳列館では展示の内容や形式、展示物の種類について、ワ族の民俗文化の魅力がより際立つものとなるよう改善を進めた。また、同館では15人の解説員と5人の案内員も養成した。 

  

 このように、農業と文化クリエイティブ、観光の融合により、ワ族の伝統文化は活気を取り戻し、再び輝きを放っている。 

 

 

 

 

 

 

人民中国インターネット版 2022年222

 

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