ボアオ・フォーラム年次総会の開催を控え、A株市場の​海南関連株が人気

 

ボアオアジアフォーラム2018年年次総会が48-11日に中国の海南省ボアオ鎮で開かれる。先般、中国国務委員で外交部部長の王毅氏がボアオアジアフォーラムの開催について説明を行った。それによると、国家主席の習近平氏は、ボアオアジアフォーラム2018年年次総会の開会式に出席し、重要な主旨講演を行う。

アナリストは、ボアオアジアフォーラムはすでに「新時代」の下で、中国の改革開放を世界にアピールし、活力を発揮する重要な舞台となっていると指摘する。今年は中国改革開放40周年、また海南省設立海南経済特区設立30周年に当たり、海南省のインフラ投資規模の更なる拡大のチャンスとなる。また、不断に開放し続ける海南省は関連上場企業に更なる発展の空間をもたらす。

中国金融情報会社同花順のデータによると、2日の市場全体下振れの状況下で、海南セクターの株が相場と逆行して上昇を続けていた。京糧控股、双成薬業、大東海A、釣達股フンがストップ高となり、神農基因、海南瑞澤、海峡股份、海南砿業、新大洲A、覧海投資などの上げ幅も4%以上となった。

資金の流れは上向いている。同セクターの株8銘柄に1000万元以上の大口資金の純流入が見られ、京糧控股、大東海A、釣達股份、新大洲A、海馬自動車、海南瑞澤、海南砿業、神農基因など大口資金純流入額の合計は2.35億元となった。

安信証券の見解では、世界の有名な島開発の経験を借り、政府部門が海南観光業の発展に対して、統一的計画案、ノービザ、自由貿易などの優遇政策を与え、海南島の観光業の競争力を強めている。このため、海南省の経済は政府援助の下、大幅な発展を迎える可能性がある。

この他、関連ファンドの2017年度決算報告書のデータでは、海南セクター株30銘柄がファンドの投資対象銘柄となり、中でも、25銘柄が昨年第四半期にファンドによる新規買入れ、買い増しを受けた。昨年第四半期末の終値計算では、海航控股、普利制薬、海虹控股、海南海薬、華聞伝媒の5銘柄の新規買入れ買い増し分の参考時価がいずれも1億元を突破した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」201847

 

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