習近平主席、ボアオ・アジアフォーラム年次総会の開会式で基調講演

  ボアオ・アジアフォーラムの年次総会の開会式が21日午前、中国南部の海南省ボアオで行われ、習近平国家主席が招きに応じてビデオ形式で出席し、基調講演を行いました。

 習主席は「人類の歴史は我々に教えてくれている。困難な時こそ、信念を固めなければならない。矛盾を恐れる必要はない。矛盾が人類社会の進歩を推し進めている」と強調しました。

 習主席は「濃霧から飛び出して明るい世界に向かうための、最も強大な力は『同心合力(心を一つにして力を合わせる)』であり、最も有効な方法は『和衷共済(心を合わせて協力して物事を行う)』だ。人類は苦楽を共にする運命共同体である。各国は平和、発展、協力、ウィンウィンという時代の流れに従い、人類運命共同体を構築する正しい方向へ、共に課題に対応し、協力によって未来を切り開くべきだ」と指摘しました。

 今年のボアオ・アジアフォーラム年次総会は、20日から22日までオンラインとオフラインを結合した形式で行われています。今年のテーマは「感染症と世界:グローバル発展の推進と共通の未来構築」。イスラエルのヘルツォグ大統領、モンゴルのフレルスフ大統領、ネパールのバンダリ大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領、カザフスタンのスマイロフ首相、ラオスのパンカム首相、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事ら外国の指導者や国際機関の責任者が招きに応じてビデオ形式で出席します。(殷、柳川)

中国国際放送局日本語部より

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