ボアオ・アジアフォーラム2022年年次総会の開会式が21日午前、海南省のボアオ（博鰲）で行われ、習近平国家主席はビデオ形式で出席し、基調講演を行いました。

　習主席は「過去数十年間、アジア地域は全体的に安定を維持し、経済は急速な成長を続けてきた」として、「アジアが良くなれば世界はもっと良くなる。引き続きアジアの発展と建設を推進し、アジアの強靭（きょうじん）性、知恵とパワーを示していかなければならない」と強調しました。

　習主席は「地域の平和と安定は地域諸国の共同努力による成果である。今日、アジアが先頭に立って提唱している平和共存五原則と『バンドン精神』はさらに現実的な意義を持っている」と述べ、「相互尊重、平等互恵、平和共存などの原則を堅持し、善隣友好政策を実行し、運命をしっかりと自分の手に握らなければならない」と強調しました。

 　さらに、習主席は「ゼロサムゲームの代わりに対話と協力、閉鎖的と排他的の代わりに開放性と包摂性、唯我独尊の代わりに交流と互いに参考にし合う姿勢で他国と付き合うこと」を呼び掛けるとともに、「国は大小、強弱を問わず、域内と域外を問わず、アジア地域を乱すのではなく、アジアに彩りを添えるべきだ」と指摘しました。（ヒガシ、野谷）

中国国際放送局日本語部より