オーストラリアのスポーツ関係者、北京冬季五輪に期待を示す

  北京冬季五輪の開幕まで1カ月を迎え、オーストラリアのオリンピック委員会から冬季競技選手に至るスポーツ関係者たちが北京冬季五輪に対する大きな期待を明らかにした。

 在シドニー中国総領事館は先般、オーストラリアオリンピック委員会と共同で北京冬季五輪開幕まで1カ月をカウントダウンするオンラインイベントを開催した。オーストラリアオリンピック委員会のマット・キャロルCEOはイベントで、同委員会のジョン・コーツ会長とイアン・チェスターマン副会長および自分がいずれも1カ月後の北京冬季五輪に出席することを楽しみにしていると述べた。

 キャロルCEOは、「オーストラリア国民は中国国民と同様にスポーツを愛する。時差が少なく国民は競技を視聴しやすいため、オーストラリアや世界の選手たちを応援できる」と話した。

 北京冬季五輪のオーストラリア代表選手団を率いるリプシュット団長は、海外で大会に備えている選手とコーチにとってこれは感激する瞬間だと強調。これからの1カ月は代表選手団にとって最も忙しい時期となり、3週間も経たないうちに最初のオーストラリア代表選手が中国に到着すると説明した。

 リプシュット氏によると、北京冬季五輪のオーストラリア代表選手団は40人余りの選手を含む100人以上で、24種目にエントリーしている。すでに5人の選手が決まり、残りは2-3週間以内に確定するという。

 「事前テスト大会の状況と選手たちの反応を見ると、北京冬季五輪の会場は素晴らしい。まだ全ての場所を見たわけではないが、自分も早く北京で体験したい」とリプシュット氏は話した。

  フリースタイルスキーのサミ・ケネディシム選手はイベントで、北京冬季五輪が「待ちきれない」と語った。彼女にとって今回が3度目の五輪出場となる。テスト大会の際に選手たちは親切なもてなしを受けたという。オリンピック会場の施設はとても専門的でコースも素晴らしく、自国を代表して中国の文化を体験できるチャンスを得たことを彼女はとても光栄に思っている。

 同じくスキーのブリトニー・コックス選手は4度目の冬季五輪を迎える。コックス選手は、中国が自分にとって特別な意味を持っており、再び中国の大会に参加することを楽しみにしていると話した。「私は中国の文化と国民を愛しており、中国がすばらしい冬季五輪を開催すると信じている」

 中国各地ではここ数年、北京冬季五輪の開催をきっかけに産業構造の最適化が進み、氷雪観光、氷雪文化、氷雪装備製造、氷雪経済貿易などが持続的に盛り上がっている。「四横四縦」や「八横八縦」の高速鉄道ネットワークがこのモデル転換を加速させた。南方地域の雪が少ない、もしくは雪が降らない省も相次いで氷雪産業に参入し、中国氷雪産業の再構築を後押ししている。

 「北京の都市部から河北省の崇礼までは300kmほどで、私が1995年に崇礼で最初のスキー場建設計画を手伝った時は国道110号線を車で走って最長7時間かかった。今は便利になり、高速鉄道に乗れば日帰りもできる」。今年83歳の「中国スキーの父」単兆鑒さんはこう話す。冬季五輪と高速鉄道の相乗効果は人々の移動に利便性をもたらしただけでなく、沿線の経済、国民生活、人材、環境保護、技術、情報など多数の分野に大きな影響を及ぼしている。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月17日

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850