北京冬季五輪組織委、東京五輪の新日程による影響を検討

2020-04-04 11:35:10

2022年北京冬季五輪の公式エンブレム「冬の夢」。(2017年12月15日撮影、北京=新華社記者/鞠煥宗)

【新華社北京4月3日】2022年北京冬季五輪の組織委員会は新華社に対し、東京五輪が2021年夏に延期されたことを受け、冬季五輪を確実に成功させる上で東京五輪の新たな日程がどのように影響するか検討する方針を明らかにした。

国際オリンピック委員会(IOC)と東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会は3月30日、同大会の新たな開催日程を2021年7月23日から8月8日とすることで決定したと発表した。

 

北京市内の首鋼スキージャンプ台。(2019年11月1日撮影、北京=新華社記者/張晨霖)

北京冬季五輪組織委員会の職員は、「東京五輪・パラリンピックの新たな日程で、夏季五輪と冬季五輪が半年の間隔で開催されるという特殊な状況に陥った」として、「東京五輪の新たな日程が北京五輪にどのように影響するかについてわれわれは詳しく検討し、その間、IOCや五輪関係者と密に連絡を取り、事態に適切に対処しながらあらゆる面で準備を進めていく。東京夏季五輪も北京冬季五輪もいずれも成功すると信じている」と述べた。

東京パラリンピックは2021年8月24日から9月5日まで開催され、北京冬季五輪はそれから5カ月後の2022年2月4日に開幕する。北京五輪の後は、ユース五輪が2022年10月22日から11月9日までセネガルのダカールで開催される。

IOCのトーマス・バッハ会長は3月25日に電話による記者会見を行い、東京五輪、北京五輪、ダカールのユース五輪を連続して主催することはIOCにとって大きな試練になると述べた。

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