開会式監督「聖火を点火した視覚障がい者のメダリストを誇りに思う」

  北京冬季パラリンピックの記者会見が5日開かれ、大会組織委員会のパラリンピック部長らのほか、前日に行われた開会式の監督を務めた沈晨氏らも出席しました。記者からの開会式についての質問で、聖火台への点火を視覚障がいのある金メダリストが務めた感動的なシーンについて問われ、沈晨監督は、「最終点火者の選手を誇りに思っている。彼は快挙を成し遂げた」と賞賛しました。

 沈監督は、開会式では最初から視覚障がいのある選手に点火を務めさせることを想定していたことを明かし、聖火リレーの最終走者に視覚障がい者を起用することは、相当大きなリスクがあったが、トレーニングを経て、演出チームは点火に自信を持つようになったと話しました。そして、「4日夜の点火式は障がい者が自分自身の限界を乗り越え、障がいを突破して新たなステージへ到達するという感覚を表現したもので、点火の瞬間、場内の観客や選手は全員息を呑み、走者に声援や拍手を送った。最後に火がついた瞬間は、まさに開会式のテーマとして伝えたかった『生命の開花』そのものだった」と、聖火ランナーたちを称えました。

 「中国国際放送局日本語版」2022年3月6日

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