中国経済――不確かさの中に前向きな見通し

 

 

世界経済について政治家や企業家が話し合う夏季ダボス会議が、まさに今年下半期が始まる71日、大連で開幕した。今年上半期を振り返ると、李克強総理が開幕式のあいさつで述べたように、世界的な範囲で見ると、経済リスクが上昇し、国際的な投資貿易の伸びが鈍化し、保護主義が台頭し、不安定不確実性の要因が増えている。一方で、国内経済の動きは全般的に安定しているが、新たな下振れ圧力にも直面している。

交渉を再開したものの依然として懸念の多い中米貿易摩擦や、英国のEU(欧州連合)からの「合意なき離脱」と、それが金融市場に与える影響、また循環的に減速する経済金融などの要因から、ダボス会議に参加した多くの経済学者や企業家は、今年の下半期に世界経済が直面するリスクは下がるどころか増すとみている。外部の不確定要因が増す背景の下、会議に参加した経済界の人々は、中国経済の先行きをどうみているか。

ダボス会議の期間中、「中国経済の見通し」を巡る討論会では、企業家を代表して大手石油化学企業の中国中化集団(シノケム)の高寧会長が、中国経済への自信を示した。高会長は、「不確実性が増してはいるが、中国の企業は十分に備えができている。企業は技術開発を重視し始め、長期的な計画を立て、より合理的な発展の道を歩んでいる」と述べた。また高氏は、「中国経済の好調さを裏付ける要因が二つある。一つは雇用が十分に確保されていること。もう一つは、個人消費の増加によるGDP成長率に対する寄与度は70%近い」と語った。

世界的な金融総合サービス会社であるJPモルガンチェースの、李晶アジア太平洋地域副主席は、中国経済の見通しを楽観視し、消費の面からこう述べた。「中国人は財布を開けて支出を増やし、貯蓄を減らしている。好調な経済や科学技術革新、個人の消費動向を見ると、今後5年から10年、中国は引き続き世界経済を大きく推進するだろう」(文=王朝陽)

人民中国インターネット版

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850