1978年、中国は改革開放の偉大な道を歩み始めた。この40年で、対外貿易は新たな枠組みの開拓を続け、歴史的な飛躍を実現した。

有形財（貨物）の輸出入規模は飛躍的発展を遂げた。1978年から2017年までに、中国の輸出入総額（人民元建て）は355億元から27兆8000億元に782倍増加し、年平均増加率は18.6％に達した。うち、輸出総額は168億元から15兆3000億元に914倍増加し、年平均増加率は19.1％に達した。輸入総額は187億元から12兆5000億元に664倍増加し、年平均増加率は18.1％に達した。

中国の貨物貿易が世界全体で占める割合は大幅に拡大した。改革開放初期、中国の貨物輸出入額の世界に占めるシェアは0.8％に過ぎず、世界で29位だった。しかし2017年、中国輸出入額の世界シェアは11.5％に拡大し、世界一となった。うち、輸出シェアは12.8％、輸入シェアは10.2％だった。

貿易方式はより合理的になった。改革開放初期において、委託加工貿易や加工貿易などの貿易方式が対外貿易の発展を大きく促進し、加工貿易が輸出入総額に占める割合は、1981年は6％だったが、1998年には53.4％に拡大した。その後、貨物貿易の構造調整及びモデル転換と高度化が推進されるのに伴い、加工貿易の占める割合が緩やかに低下した。加工貿易の割合が2012年の34.8％から2017年に29％まで低下した一方で、一般貿易の割合は2012年の52％から2017年には56.3％に拡大した。

製品構造も持続的に改善した。1978年の輸出に占める一次産品の割合は53.5％、工業製品の割合は46.5％だったが、2017年には、工業製品が94.8％、一次産品が5.2％となった。1985年から2017年にかけて、中国の電気機械設備製品輸出額は16.8億米ドルから1兆3000億米ドルに増加し、9年連続で同製品輸出額世界一の座を維持した。この時期、ハイテク製品の輸出に占める割合は約2％から28.8％に拡大した。

1978年から2017年にかけて、中国の貿易相手国は約40カ国から231の国と地域に拡大し、EU・米国・ASEAN・日本などが主な貿易相手となっている。新興市場や発展途上国との貿易は比較的速いペースで成長しており、2011年にはASEANが日本を抜いて中国の第3の貿易相手となり、中国の輸出額に占める割合は2000年の7％から2017年には12.5％に拡大した。

2018年は「一帯一路」イニシアチブ提唱5周年の年だ。この5年で、「一帯一路」建設は大きな成果を上げ、多くの国と地域が恩恵を受けた。2013～2017年の中国と「一帯一路」沿線国家の貨物輸出入総額は33兆2000億元に上った。年平均成長率は4％と、当期の中国の貨物輸出入額成長率を1.4ポイント上回り、貨物貿易発展の注目の的となった。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2018年9月25日