改革開放40年、中国の貿易構造の高度化が進む

 

今年は中国の改革開放40周年だ。40年に渡り、中国の貿易は深い変革を迎えた。商務部国際貿易経済協力研究院の顧学明院長は先ほどの広交会国際貿易発展フォーラムにて、「貿易体制改革は中国の貿易発展を促進した。規模が急速に拡大し、構造が改善アップグレードされた。同時に世界貿易に力強い動力を提供した」と表明した。

改革開放40年で、中国の貿易は構造改善アップグレード、高品質高効率発展を実現した。顧氏は「このアップグレードは主に、商品構造、貿易形式、国際市場の展開、貿易経営主体、国内市場構造という5つの面の改善に示されている」と述べた。

(一)商品構造の改善。一次産品が占める比率は1978−2017年の間に53%から5.2%に低下し、工業既製品は47%から94.8%に上昇した。中国の機械電子設備が輸出に占める比率は1992−2017年に23%から58.4%に上昇し、ハイテク製品が占める比率は1996−2017年に17.5%から29.5%に上昇した。これは中国の製品構造の変化だ。

(二)貿易形式の変化。中国は近年複数の措置を同時に打ち出し、一般貿易が占める比率が上昇を続け、加工貿易の比率が低下を続けている。貿易形式も持続的に改善されている。加工貿易が占める比率は1998年の53.4%というピークから2017年の29%に低下した。同期の一般貿易は36.4%から56.3%に上昇した。

(三)国際市場の展開の改善。中国は現在、事実上すべての国地域と貿易関係を結んでいる。欧米日の伝統的な市場を強化し掘り下げると同時に、ラテンアメリカ、アフリカ、アジアなどの新興市場の開拓を拡大した。「一帯一路」関連国との貿易円滑化利便化を積極的に推進している。

(四)貿易経営主体の改善。中国は近年、一連の奨励策を打ち出している。中小企業の革新、制度革新、技術革新、管理革新を支持し、中小企業が国際市場を開拓することを支持している。民間企業が輸出に占める比率は2015−17年に首位になり、中国の輸出をけん引する主力軍になった。

(五)国内市場の構造改善。東部地区は開放優遇策から最も早く利益を手にし、貿易で先頭に立った。中国は近年、西部大開発戦略と国境地帯開放戦略を打ち出した。中西部の貿易成長率が高まり、全体的な連携力が強化された。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」20181028

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