「21世紀海上シルクロード」文学発展フォーラム、広州で開催

 

 

中国の改革開放40周年に際し、中国作家協会の指導のもと、広東省作家協会が開催する「21世紀海上シルクロード」文学発展フォーラムが12日、広州市で開催された。中国外文局所属の外文出版社はフォーラムで「一帯一路文学出版プロジェクト」を発表し、国内外から文学作品の募集を開始した。

外文出版社社長の徐歩氏によると、同プロジェクトは多言語「一帯一路大型文学叢書」を出版し、「一帯一路」の偉大なる実践を反映し、「一帯一路」の魂の激動を示すドキュメンタリー、小説、エッセイ、詩などを発表する。

本フォーラムは中国文学界が「海上シルクロード」をテーマとして初めて開催した大型国際文学フォーラムで、広東省の文学の歴史上、最大規模かつ最高ランクの対外文学交流活動でもある。中国作家協会党組メンバー、副主席の李敬沢氏が開幕式に出席し、基調演説を行った。広東省人民政府副省長の許瑞生氏がフォーラムに出席した。カンボジア、ギリシャ、ハンガリー、インドネシア、エジプト、ヨルダン、モロッコ、インド、ミャンマー、ルーマニア、シンガポール、タイ、ベトナム、中国香港、中国マカオなど15の海上シルクロード沿線諸国地域の文学組織の責任者及び有名作家が出席した。国家関連文化機構、広東省委員会、広州市委員会宣伝部の指導者、粤港澳大湾区11都市などの地域作家協会責任者が出席した。

中国外文局副局長の陸彩栄氏は演説の中で、次のように述べた。「一帯一路」構想は沿線諸国から積極的な反応を得ており、多くの成果を手にした。文学は「21世紀海上シルクロード」の建設において、欠かすことのできない地位と力を持っている。文学という形式によりこの叙事詩的な実践を反映することは、文学芸術活動者と出版活動者の時代の使命だ。我々は文学交流活動を力強く推進し、新時代の優秀力作の創作を促進し、多くの読者に優れた出版物を捧げなければならない。

広東省作家協会党組書記、専職副主席の張知干氏はフォーラムを主宰した際に、本フォーラムの開催目的について次のように説明した。深い意義を持つシルクロード文化の精神を伝承し、「21世紀海上シルクロード」沿線諸国地域の文学活動者を結ぶ橋の構築を積極的に模索し、新時代の広東省国際文学交流及び協力の場を構築するため努力する。広東省と沿線諸国各地の文学界が相互補完し、チャンスを共有し課題に共に対処し、繁栄を共に築く美しい文学発展のビジョンを共に描く。

フォーラムの開幕式において、出席した国地域文学組織責任者、作家、学者らは「『21世紀海上シルクロード』文学協力発展提案書」を採択した。出席者は、「開放、包摂、共同建設、共有」の和合文化理念によって、より高水準で広さと深みのある協力を促進するとした。また手を携えて相互連結、協同革新、互恵共栄の「21世紀海上シルクロード」文学圏を構築し、「21世紀海上シルクロード」を作家交流の道、作品共有の道、人々の意思疎通の道にするよう共に努力する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」20181113

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