今年6月、中国社会科学院が発表した「中国都市競争力報告」の中で、安徽省の合肥市は「この40年間で最も成功した中国40都市」のランキングに名を連ねた。1978年の改革開放の実施以来、中国の都市化は急速に進み、各地で大きな変化が起こった。では、合肥は一体なぜ上海や深圳と肩を並べ、全国280もの都市の中から頭角を現し、最も成功した都市になったのだろうか。まずは合肥市発展の物語を見てみよう。
合肥市の古い市街地にある逍遥津公園は三国時代の戦場として知られている。1980年、合肥は日本の久留米市と友好都市関係を結び、久留米市の訪中団が贈呈したツツジ、山椿などが園内に植えられている(写真・張大崗)