
最近、「安徽省の無形文化遺産絵地図」が安慶師範大学内で人気を博している。この絵地図は、安徽省の地図をもとに、花鼓劇・当涂民歌・界首彩陶・花劇楼・管仲老街などの数十種類の安徽省無形文化遺産を描き入れたものだ。
「昨年10月から、われわれは地図の製作をスタートし、省内の都市ごとにみんなで手分けして無形文化遺産を探し、それぞれの都市に描く絵の重点を決めていきました」。傅忠翛さんは安慶師範大学動画専攻2017年クラスに在籍する大学生で、この「安徽省の無形文化遺産地図」製作のリーダーでもある。彼は記者に、この大学の動画専攻の計16名がこの地図の作成に参与したと語った。
作成当初、彼らは省内各都市の無形文化遺産に関する資料を探すだけでなく、多くのその他の省・市の文化地図を参考にして学んだ。正確な絵地図を作るため、これらの大学生はさらに4つのチームに分かれ、安徽省中を飛び回り、無形文化遺産に関する資料を集め、現地のランドマークや文化的な場所を撮影し、最終的に絵を描いて地図の中に表現した。
この地図を作ろうと思った動機について、動画専攻の姚硯教授指導教官は、「無形文化遺産絵地図の製作によって、積極的に安徽省の無形文化遺産がアピールできるだけでなく、大学生たちの無形文化遺産に対する関心を呼び起こすこともでき、より多くの安徽省の企業や個人に無形文化遺産の発展・革新に注目してもらおうと思ったからです」と語る。
「画面を華やかにするため、無形文化遺産以外にも、一部の都市の有名なランドマークや特産品も選びました。これらのランドマークや特産品は無形文化遺産ではないけれど、その土地の特色を代表するもので、安徽省の文化的象徴です」と、安徽師範大学動画専攻2017年クラスの張麗さんは紹介する。例えば、地図の中央にある「清風閣」は合肥の歴史文化を代表している。
絵地図の他にも、学生たちは絵地図をもとに、より多様な文化アイデア商品を生み出している。例えば、しおり、コップ、キーホルダーなどの生活用品の上に安徽の文化的要素を加えたり、絵地図を抱き枕やショルダーバックなどにプリントしたりするなどだ。現在、一部の文化アイデア商品はすでに製品化されていて、同大学美術学院の芸術祭で展示される予定だ。(合肥在線—合肥晩報)
人民中国インターネット版 2020年1月6日