航空リモートセンシングシステム、国の検収に合格し運営開始

中国科学院合肥物質科学研究院(中科院合肥研究院)によると、中国科学院航空宇宙情報イノベーション研究院が建設を担当し、中科院合肥研究院が研究製造に参加する国家重要科学技術インフラ航空リモートセンシングシステムがこのほど、国による検収に合格し正式に運営開始した。検収委員会は、「同施設は中国で現在総合力が最も高い航空リモートセンシングプラットフォームと科学実験プラットフォームとなっている。施設の総合性能は中国でトップ、世界の先端レベルに達した。これは中国の航空リモートセンシング技術や応用の重要なオリジナルのブレイクスルーの実現を促進する上で重要な意義を持つ」との見方を示した。科技日報が伝えた。

国の代表的な製品となるビッグサイエンス装置航空リモートセンシングシステムは、国家発展改革委員会が立ち上げた国家重要科学技術インフラプロジェクトだ。その建設内容には、2機の国産中型リモートセンシング航空機プラットフォーム、十数種類のリモートセンシングペイロード、総合リモートセンシングマルチソース情報データ処理能力を持つ航空リモートセンシングデータ総合処理管理システム、及び北京市の航空リモートセンシングシステム総合ビルと遼寧営口空港の格納庫が含まれる。同システムは陸地、海洋、大気を含む複数種類のリモートセンシングデータを取得できる。サービス範囲は、農業、林業、海洋、測量、環境、災害などを広く収める。科学実験モデル、巡航モデル、緊急対応モデル、受注モデルなど複数種類の航空リモートセンシングサービスを提供できる。

 

「人民網日本語版」202183

 

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