現場導入が加速する医療ロボット

 安徽省合肥市の多くの病院では、医療ロボットが付き添い診療や手術など多くのシーンに深く溶け込み、病院のスマート化のモデルチェンジとグレードアップを後押ししている。 

 安徽医科大学第一附属病院ハイテク産業開発区の外来待合にあるデジタルスマートサービスモデルエリアでは、問診デジタルヒューマン「暁安」が患者の代さんの対応をしていた。 

 「お腹が繰り返ししくしく痛むのですが、どの科を受診すればいいですか?」という代さんの質問に対し、「暁安」は即座に「消化器内科または総合内科外来を優先的に検討することをおすすめします」と回答し、受診の予約もした。そしてこの「AIパートナー」は代さんのスマホで、科への案内から検査報告書の説明、さらには服薬指導や退院後のフォローアップに至るまで、全プロセスをカバーした付き添い診療を実施した。 

 同院外来部職員の胡月氏によると、このバーチャルアシスタントは患者に最適な診療科を推薦するだけでなく、受診中に患者が直面する諸々の支払い、予約、医療費還付などの一連の問題に答えてもくれる。患者が予約を終わらせると、システムが自動的に事前記入の問診票を送信し、事前に患者の自覚症状、現病歴、アレルギー等の情報を収集し、外来医師のバックエンドに送信する。これにより、診療効率を向上させるばかりか、患者の待合中の不安も軽減させられる。現時点で同院のスマート受診案内は延べ7万人以上、事前問診は延べ13万7000人以上利用している。 

 付き添いロボットがサービス効率を向上させているのなら、手術ロボットは外科手術の「精密」の限界を絶えず再定義している。 

 最近、中国科学技術大学付属第一病院整形外科関節外科の手術室で、医師と手術ロボットが人工膝関節置換術を共同で行った。 

 患者の胡さんは両膝の痛みに十数年悩まされ、ずっと保存療法を受けてきたが、ロボットによる低侵襲手術があると聞いて人工膝関節置換術を受ける決心を固めた。同科副主任の張賢祚医師によると、手術はスマートロボットシステムを活用し、術前に患者のCT画像に基づいて正確なモデリングを行い、下肢アライメント、骨切断プラン、そして人工関節の設置箇所について個別に計画。また術中には手術パラメータをリアルタイムで調整し、従来の手術中の人為的誤差を避けた。また、世界でも先進的な大腿筋下天然筋間隙アプローチを採用したため、ロボットアームの支援によって筋肉を切開して損傷させる必要も、骨髄腔を開放させることもない。 

 「つまり傷が小さく、回復が早く、鍵は患者本来の組織構造と関節機能を維持することにあります」と張氏は語った。術後初日で自力で足を高く上げたり、屈伸などができたため、リハビリ時間が大幅に短縮されたことが胡さんにとって大きな喜びだった。 

 

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