輸入博覧会、ハイテクで未来のスマートライフを描く

 

1回中国国際輸入博覧会を訪れたならば、未来に向かう「入場券」を手にしたも同然だ。

カフェの店員、倉庫の作業員、紡績工場の従業員ーこれらの仕事はみな、ロボットが担当できる。ロボットがこのような単純作業を行うのは珍しくないかもしれないが、センスと品格、経験の蓄積、精密な計算、落ち着きと忍耐心が必要な仕事(メイクアップアーティスト、健康診断、航空機部品の生産など)もロボットが担当できるならば、衝撃に値するのではないだろうか。これらのロボットは優れているが、まだ想像の範囲内だとするならば、空を飛ぶ自動車、精度が4ナノメートル内の大型工作機械、エネルギーを自ら生み出す神秘的な家といった想像もできない「未来」も、私たちの目に入ろうとしている。

輸入博覧会のスマートハイエンド設備展示エリアでは、さまざまなスマート技術を目にすることができる。ピンポン仕分けロボットはピンポンを正確な位置に運び、並べる。何度も往復し、疲れ知らずだ。紡績ロボットは人の手を借りることなく、従業員の負担を軽減する。輸送、取り付け、試験といったライン作業を行うのは3台のロボットだ。ロボットと呼ぶのはやや無理があり、動く機械にしか見えないが、すべての作業を人の代わりに行う。まさに「チーム」だ。

これでもまだ満足できなければ、人とロボットの対決を見ていこう。オムロンの展示ブースでは、第4世代卓球ロボット「フォルフェウス」が、来場者と白熱した戦いを展開していた。体は大きいが、柔軟な「腕」と敏感な「目」を持ち、1000分の1秒内にショットのタイミングと方向を決める。2013年生まれのこのロボットは、「世界初の卓球練習ロボット」として、ギネス世界記録に認定された。

スロバキアのテクノロジー企業であるAeromobil社が開発した空を飛ぶ車は、走行モードから飛行モードの切り替えに3分もかからない。離陸前の滑走に必要な距離は595メートルのみ。走行モードの最高速度は時速160キロ、飛行モードは360キロ。

海を渡り輸入博覧会にやってきたドイツの「プラノミラー」(プレーナー形フライス盤)は、世界最先端の工作機械だ。縦20メートル、横10メートル、高さ8メートル、使用面積200平方メートル、重さ200トン弱で、精度は4ナノメートル以内で、伝統的な工作機械の3倍だ。その精度は人類の極限を超えており、未来の無限の可能性を秘めている。

出展企業は輸入博覧会に100以上の新製品と新技術をもたらし、世界最先端の最も代表的な製品とサービスを全面的に展示している。よりクリーンなエネルギー、よりスマートな設備、より幅広い空間。私たちの生活には、さらなるサプライズがもたらされる。

このような未来を迎える準備はできているだろうか。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018117

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