共に経済グローバル化の原動力を高め、抵抗力を弱める 第2回輸入博における習主席の基調演説を解読

 

経済グローバル化は人類社会の発展が避けては通れない道、世界経済の成長を促すエンジンだ。歴史の流れは逆転できず、勢いよく前進する。

習近平国家主席は第2回中国国際輸入博覧会の開幕式の基調演説で、経済グローバル化という歴史の大きな流れを深く洞察し、世界経済の発展が直面する共同の難題を深く分析した。「開放と協力の世界経済の共同建設」「開放と革新の世界経済の共同建設」「開放と共有の世界経済の共同建設」という3つの主張を明確に掲げた。開放型世界経済の建設推進の取り組みの方向を示し、各国が積極的に開放協力を展開し、共同の発展を実現できるようにするため共通認識を促進した。

現在の世界は百年に一度の大変動を迎えている。複雑極まりない情勢の中で法則を把握し、大きな流れを認識し、共に経済グローバル化の原動力を高め、抵抗力を弱める。これによって初めて各国の人々の美しい生活への憧れに順応し、経済グローバル化がより良く世界各国の人々に恵みをもたらせるようになる。

共に経済グローバル化の原動力を高め、抵抗力を弱めるためには、より開放的な態度を貫く必要がある。開放と協力は科学技術進歩及び生産力発展の必然的な論理であり、世界経済の安定的な回復を促す現実的な需要、人類社会の継続的な進歩を促進する時代の要求だ。平等に向き合い、互いに理解譲歩すれば、解消できない難題などない。習主席の基調演説における3つの主張は、経済グローバル化の大きな流れに順応し、「互いに通じれば共に進み、互いに閉ざせば共に退く」という法則を把握している。これは世界経済の構造に深い変化が生じるなか、経済グローバル化でより良く各国の人々に恵みをもたらすための実務的な選択だ。

共に経済グローバル化の原動力を高め、抵抗力を弱めるためには、より開放的な措置が必要だ。習主席は基調演説の中で開放と協力、開放と革新、開放と共有の世界経済の共同建設を主張し、一連の実務的な措置を打ち出した。我々は開放により発展を求め、交流と協力を掘り下げ、手を緩めるのではなく手をつなぎ、壁を築くのではなく壁を壊すべきだ。保護主義と一国主義に断固反対し、貿易の壁を絶えず削減し、世界のバリューチェーンとサプライチェーンのさらなる整備を推進し、共に市場の需要を育成するべきだ。各国は革新をめぐる協力を強化し、科学技術と経済の深い融合を推進し、革新の成果の共有を強化するべきだ。知識技術人材などの革新要素の流動を制約する壁の打破に取り組み、企業の自主的な技術交流協力を支持し、革新の源泉を豊富にするべきだ。

知識の創造により人類に幸福をもたらすため、我々は知識を封鎖したり、科学技術の溝を作ったりこれを拡大したりするのではなく、知的財産権の保護を共に強化するべきだ。包容と互恵の発展ビジョンを求め、国連憲章の主旨と原則を基礎とする国際秩序を共に守り、多国間貿易体制の中核的価値と基本原則を堅持するべきだ。貿易と投資の自由化円滑化を促進し、経済グローバル化がより開放的包摂的で、恵みを遍くもたらすウィンウィンの方向に発展するよう促すべきだ。国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を実行に移し、後発開発途上国への支援を拡大し、発展の成果をより多くの国と人々に届けるべきだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019118

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