輸入博覧会は中国対外開放の窓=ブラジル資源開発ヴァーレ幹部

「輸入博覧会は、中国の顧客と会ってパートナーとなるチャンスを当社にもたらし、製品を展示しながらブランドの知名度を高めることができる」。上海で開かれる第4回中国国際輸入博覧会について、ブラジルの資源開発大手ヴァーレ(Vale)で広報および機関関係本部長を務めるルイスエドワルドオソリオ氏はこのほど、『新華社』記者の書面取材に対し、同社が第1回から積極的に参加する輸入博覧会を開放、イノベーション、提携のプラットフォームとして重視していると答えた。

オソリオ氏は輸入博覧会が中国での同社の評判を効果的に向上させたと感じている。同社の最新調査によると、中国でのパートナーや利害関係者の約半分が輸入博覧会を通じて同社の企業情報を得ており、輸入博覧会は多国籍企業の発展を大きく推進する作用を果たしている。今後も輸入博覧会は、中国の対外開放の姿勢と成果を示す窓口の作用を発揮し続ける見通しだ。

また、同社は輸入博覧会で顧客、パートナー、一般消費者に対し、グリーン鉱産物、グリーン物流ソリューションなどの革新的技術を集中的に紹介しているという。

輸入博覧会は多国籍企業が中国市場に「アピールする」プラットフォームであるだけでなく、顧客のニーズを積極的に「聞く」窓口かつチャンスでもある。オソリオ氏によると、輸入博覧会は同社が顧客やパートナーと対面で交流し、製品とサービスに対する相手側の新たな要求を理解するチャンスだ。

同社は今年の第4回輸入進博会で会場に180㎡の展示ブースを設け、「ハイクオリティな発展を共有し、イノベーションでカーボンニュートラルの未来を後押しする」というテーマを打ち出した。製品ポートフォリオの最適化、革新的技術ソリューション、業界内提携強化を通じてグリーン化への転換をどのようにサポートするかをマルチメディア形式で展示する。オソリオ氏は、中国パートナーとの関係をさらに強化したいとの意向を示した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021117

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