チベット自治区、2016年から2020年までの観光客数が延べ1億6千万人に

2021年西藏(チベット)自治区観光活動会議で、第13次五カ年計画(201620年)期間中、中国国内外から同自治区を訪れた観光客が延べ157632600人、観光収入が21259600万元(1元は約16.9円)に達し、第12次五カ年計画(201115年)期間中と比べて、それぞれ2.3倍と2.4倍になったことが明らかになった。会議では、第14次五カ年計画(202125年)の終盤には、観光客数を年間延べ6100万人に、年間観光収入を640億元に、観光業に直接、間接的に携わる人の数を60万人(旅行業に参加する農牧民も含む)にまで引き上げるという目標が掲げられた。人民日報が報じた。

チベット自治区の観光経済は、2年前倒しで「第13次五カ年計画」の目標を達成し、観光経済が自治区の域内総生産(GRP)に占める割合は33.3%に達した。また、自治区全域で観光企業約300社がペアリング支援を実施するよう企画したほか、観光客を受け入れる能力を備えた農村に観光スポット約300ヶ所を構築し、民宿の数も2377軒に達した。また、2016年から2020年までの期間中、観光産業を通して、貧困者登録されている21500世帯が貧困を脱却するよう直接的また間接的に牽引し、75000人が貧困を脱出するように促進し、観光業を通して、72000人が貧困を脱却する目標を達成した。

「第13次五カ年計画」期間中、チベット自治区において中央政府の予算枠で実施されたプロジェクトは188件で、20億元以上の資金が調達された。また、中国国家観光発展基金から得た支援金は合わせて19000万元、同自治区の観光発展特定項目資金は19000万元に達し、観光基本サービスが継続的に整備されている。

同自治区は今後、観光公共サービス施設の整備に力を注ぐ計画で、「第14次五カ年計画」の前半に、国道の沿線で基本的な観光標識看板、展望台、駐車場、公衆トイレなどの設置を完了し、同自治区全域を快適に旅できるネットワークを作り出したい計画だ。

 

「人民網日本語版」202157

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