青海からチベットへ 習総書記の二度の視察が環境保護の追い風に

 

 

今年はチベットの平和解放70周年にあたります。これに合わせて、習近平総書記は721日から23日まで再びチベット高原に赴き、チベットの各民族の人々を訪ねました。

習総書記はまず、ニンティ(林芝)市のニヤン(尼洋)河大橋で、ヤルツァンポ江やニヤン河流域の生態環境保護の状況などを実地調査しました。習総書記は「保護を優先とする方針を堅持し、『山水林田湖草沙氷』の一体化された保護とシステムの整備を堅持し、重要な河川流域の生態環境保護と修復を強化し、水資源の合理的な開発、利用と保護を計画して、この地域の環境を守っていく」と述べました。

「山水林田湖草沙氷」とは一体化した保護とシステム整備が行われるべき「山森林田畑草原砂漠氷河」を指す言葉で、「氷」の文字は習総書記が自ら付け加えました。これにより、生命共同体の理念はさらに豊かなものとなっています。

氷河は地表の重要な淡水資源です。青海チベット高原には46000本を超える氷河が分布しており、全世界の15%近くを占めることから北極と南極に次ぐ「地球の第三の極地」とも呼ばれています。

過去の青海省視察の際に、習総書記は「この『氷』の字は、すべての地域に付け加えられるものではない。チベット高原の独特で重要な生態環境を強調するものだ」と述べました。(CRI日本語より 2021724日)

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