習近平国家主席は7日、広東代表団の審議に参加し、「広東省は今後、より広い視野を持ち、より高い目標を掲げ、より力強い措置を講じて全面的開放を促し、より高いレベルの開放型経済の発展を加速させると共に、貿易の新しい業態と新しいモデルを育み、『一帯一路』の構築に積極的に取り組み、広東・香港・マカオビッグベイエリアの建設という重要なチャンスを逃さず、香港・マカオと共に関連する作業を推進し、世界でも一流のビッグベイエリアと世界クラスの都市圏を築き上げて行って欲しい」と檄を飛ばしました。

　 今年は改革開放40周年に当たり、さらに広東は改革開放政策の過程におけるパイオニアとして、先行地域として、試験エリアとして先頭に立ってきた都市でもあることから、習主席の広東代表団の審議における意思表示は関係各方面の注目を集めていました。

 　習主席は代表らの発言を真剣に聴取すると共に、参加者らと意見を交わしました。中でも、10年前に海外から帰国して起業した袁玉宇代表による産業イノベーションと人材育成の推進に関する発言に対し、習主席は「強い産業を育てるためには、イノベーションが必要であり、イノベーションには人材が必要だ」と強調しました。

 　習主席はさらに、新時代における広東省の発展に新たな要求を示し、「体制とメカニズムの革新を全面的に推進し、リソースアロケーションの効率と能率を高め、リソースを優秀な企業と製品に集中させ、イノベーションイノベーション要素の自由な流動と集中を推進し、イノベーションをハイクォリティな発展を支える強い原動力にしていくことで、良質な制度、サービス、要素と整備された市場システムを整え、発展のための環境の魅力と競争力を高めていく必要がある。これと同時に、実体経済の発展を一層重視し、次世代情報技術、ハイエンド設備の製造、低炭素型のグリーン産業、バイオ医薬、デジタル経済、新材料、海洋経済など戦略的な新興産業を重要な位置に据え、産業体系の新しい柱としていくべきだ。勇士が毒に侵された腕を切り落とす如き勇気を以て、汚染源、排出源となる産業と企業を淘汰し、新興産業に道を譲っていかなくてはならない」と強調しました。（ZHL、む）