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国有企業は質の高い発展の前列を歩むべき 政府活動報告

 

記者の質問に答える肖亜慶委員長。

政府活動報告の中で、国有企業は改革革新を通じて、質の高い発展の前列を歩むべきということが提起された。10日に行われた第13期全国人民代表大会(全人代)第1回会議の記者会見で、国務院国有資産監督管理委員会(国資委)の肖亜慶委員長、国資委の彭華崗報道官(副秘書長)が、「国有企業の改革発展」に関わる問題について、国内外の記者からの質問に答えた。

肖委員長は、「昨年には、全国の国有企業の営業収入が50兆元1元は約16.9円)に上り、利益は29億元に達し、前年比で営業収入は14.7増加し、利益は23.5増加して、過去5年間で最も好調な一年だった。全体的な収益状況をみると、工業関連企業が、つまり実業というクラスターが18.7%の増加率を達成し、利益全体の61.7%を占めた。主業務が突出し、実業が突出したのが2017年の特徴だ」と述べた。

肖委員長の説明によると、「供給側構造改革の推進ということでは、中央企業(中央政府直属の国有企業)が先頭に立って過剰生産能力削減の任務を完了し、いわゆるゾンビ企業と特別な困難を抱えた企業計1200社を処理した。これと同時に、再編の効果が一層顕在化した。物理的な再編から化学反応に至るまで、よい役割を果たした」という。

肖委員長は、「次は集団という側面で株式の多様化と混合所有制改革を推進しなければならない」と述べた。

 

肖委員長は、「私たちは中央政府の要求を踏まえて、10項目からなる改革のテストを実施した。現在、中央企業グループ18グループ、子会社39社でテストを進めている。この10項目の改革テストはまだ個別のテストにとどまっており、中央政府の国有企業改革の『1N』シリーズ文書の総合的要求を踏まえ、各個別テストを徐々にまとめて、総合的テストにより多く向かうよう推進しなければならない」と指摘した。

彭報道官は、「活性化、着実な管理、最適化、より大きく、この4つの側面から国有資本をより強くし、より優れたものにし、より大きくするということを理解する必要がある。国有資本を活性化するには、国有資本の権限委譲に基づく経営体制を改革し、国有資本の所有権と経営権の境界を科学的に画定し、国有資産監督管理機関の権利と責任を調整し、企業の法人としての財産権と経営の自主権を着実に実施する必要がある。これと同時に監督管理の方法と手段を革新し、チェックのシステムと方法を改善し、国有資本の資産価値の維持増大を促進する必要がある。国有資本を大きくするには、混合所有制改革を推進し、国有資本の運用の効率と水準を引き上げ、各種所有制資本が長所を取り短所を補い、相互に促進し合い、共同発展するよう促進する必要がある。国有資本の投資運営企業のテストをさらに拡大し、そのプラットフォームとしての役割を十分に発揮させ、国有資本の秩序あるフローを推進し、実体経済の発展を支えることが必要だ」と述べた。(編集KS

 

「人民網日本語版」2018311

 

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