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高洪委員 2019年は中日関係発展の鍵となる年

王朝陽=文 王焱=写真

 

過去2年間の中日国交正常化45周年と中日平和友好条約締結40周年という節目は、両国関係の改善と発展を促す重要なきっかけとなった。今年は中日関係が改善を持続してから3年目に当たる。

中国人民政治協商会議全国委員会(全国政協)委員、中国社会科学院日本研究所研究員の高洪氏は、「今年6月に大阪で開かれるG20サミットが、中日関係にとって大きな鍵となる」と述べ、次のように考える。

主催国である日本は、元号改正後に行われる最初の重要な国際会議で成功を収めたいはずであり、できる限りの誠意を見せて、中国の指導者を日本に招いて会議に出席してもらうようにするだろう。ハイレベルの相互訪問は両国関係の持続的な好転を直接推し進めるだけではなく、G20サミットという多国間協力の場で、自由貿易体制をどのように守り、公平で公正な国際秩序をどう築くかなどの課題で、中日はコンセンサスを求め、協力を展開することができる。

だが中日関係が回復している一方で、高委員は次のようにも述べた。「われわれは、両国関係は敏感な分野においてまだもろいところがあるということも注意しなければならない。今後、中日は政治的相互信頼をさらに強化し、軍事や安全保障など比較的敏感な分野の関係の改善と発展を推し進める必要がある。それとともに、経済協力も重視しなければならない。これが、両国関係が障害を克服し、穏やかに遠くまで進むための重要な手段だ」

 

人民中国インターネット版 2019年3月5日

 

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