近年、中日関係は正常な軌道に戻り、持続的に改善している。全国政協委員、外交部副部長の孔鉉佑氏は次のように考える。「これは、日本側が対中関係の改善において、必要な誠意と善意を見せただけではなく、関係改善に向けた両国の政策に対し、両国民の理解と同意が深まっていることも理由です」

今年の中日関係に関し、孔委員は次のように指摘した。「今年日本で開催される予定のG20サミットについて、不測の事態が起こらなければ、中国の指導者はこの重要な国際会議に出席します。これは、中国が中日関係を重視しているという日本社会に向けた積極的なシグナルであり、中国が日本と協力してグローバルガバナンスに参与するという積極的なシグナルでもあります」

孔委員はまた、中日両政府が現在、中日韓首脳会談および首脳間交流、各分野での交流、定期的な交流を含む一連の交流計画について協議していることを明らかにした。「われわれは、両国間の交流が一層活発になることで、中日関係が政府や社会のレベルだけではなく、二国間・多国間関係においても、さらに発展することを期待しています。これは、中日関係の基盤を固め、改善することに対して非常に重要です」と孔委員は語った。

中日青少年交流推進年に当たる今年、孔委員は大きな期待を抱いている。「青少年交流は両国民の友情をより深め、より正しく理性的に相手国を見る手助けになります。両国の政治や経済などの関係発展のために、よりゆとりがあり、より友好的で、より調和的な社会的基礎を築けます」。孔委員は、両国の関係部門が青少年交流をより活発で効果的なものにし、交流の社会的影響をさらに拡大させるために、具体的な取り組みを積極的に協議し、実施している最中だということを述べるとともに、中日のメディアに対し「青少年交流をより重視し、積極的にポジティブな報道を行うことで、両国の青少年を応援してほしい」という望みを語った。

人民中国インターネット版　2019年3月15日