李家祺＝文　沈暁寧＝写真

3月5日の午前9時、第13期全国人民代表大会第2回会議は人民大会堂で開幕した。開幕式で、李克強国務院総理は政府活動報告を行った。今年の政府活動報告には人民大衆のどんな関心事が反映されているのか？本誌は、開幕式に出席した全人代代表に取材し、彼らから話を聞いた。 

減税について

広東代表団代表、華南師範大学経済・管理学院教授　林勇氏

「政府活動報告では、現在われわれが直面しているさまざまな課題が事実に即して正しく分析され、焦点が定まった数々の措置が打ち出されました。報告では、減税は今年の活動における重点の一つとして打ち出されています。この取り組みは、わが国の経済発展における重要な部分を押さえていると思います」 

企業の発展について

河南代表団代表、淅川県九重鎮張河村党支部書記　張家祥氏

「これは民意に合致し、人々の暮らしを重視する報告であり、人々の向上心を奮い立たせる報告でもあります。特に、中小企業や零細企業へのサポートを強化する措置が多く打ち出されたことが印象深いです」

広東代表団代表、広東徳愛教育集団有限会社理事長　繆国楽氏

「非常に人民に歓迎される報告だと思います。これによって、人民大衆は自分がどのような利益や保障が得られるのかを把握することができます。特に企業について言えば、減税・行政手続き費用引き下げ、行政手続きの利便性向上など多くの措置が打ち出されたことは、われわれの切実な要望が反映されています」 

民族の発展について

黒龍江代表団代表、同江市同江鎮中心学校教師　劉蕾氏

「私はホーチォ（赫哲）族です。少数民族として、政府活動報告で言及された少数民族政策に大変関心を持っています。報告では、今年は少数民族集中居住地域へのサポートを強化することが打ち出されました。私たちのように人口が少ない民族もこの追い風に乗り、ますます発展していくことを期待しています」 

無形文化遺産の伝承について

貴州代表団代表、梵浄山ミャオ（苗）族文化旅行製品開発有限会社責任者　石麗平氏

「私は松桃ミャオ族刺繍の7代目の伝承者として、報告で無形文化遺産の保護、伝承、革新に関する内容を聞き、うれしく思う一方、心が大いに奮い立ちました。また、報告には技術の向上に関する政策が数多く打ち出され、より多くの若者が専門技術を持って人生の価値を実現することが提唱されています。若者たちが専門技術を身に付けるように励まし、それを導くことも、無形文化遺産の伝承と発展には非常に大切です。帰ったら、みんなと一緒にこの報告の精神を共有したいと思います」

展望について

安徽代表団代表、安徽省人民政府教育監督指導委員会事務室主任　楊善竑氏

「昨年、わが国の発展環境は複雑な局面に直面していましたが、経済運営の指標は依然として合理的な範囲内にあり、人民大衆の獲得感と満足感がますます高まっています。そのため、私は国の発展に強い自信を持っています。このような根拠があるので、本日、李克強総理の政府活動報告を聞いて、今年の発展により期待が膨らみました」

人民中国インターネット版　2019年3月7日